南長崎の魅力 レゲエで歌う 三和中生徒らプロ招き作詞

完成した三和地区のテーマソングを合唱するRoyさん(手前)と生徒たち=長崎市立三和中

 「海はキレイで輝く三和」-。長崎市為石町の市立三和中(岩永聡輔校長)の全校生徒196人が6月29日、福井市のレゲエミュージシャン「Sing J Roy」さん(44)と一緒に、三和地区のテーマソング「サンワノウタ(仮称)」を作った。
 同地区を含む南長崎を音楽で盛り上げようと、長崎南商工会青年部と同校が特別授業として開催。体育館に集まった生徒たちは、手を挙げて三和地区の名所や名物、食などを表す言葉を次々と発表し、約2時間かけて作詞した。
 「山は八郎岳高々に、海水浴場飛び込み、魚をモリで突き刺し、蚊焼包丁でさばき、刺し身で食べればバリおいしい」。Royさんが用意したスローテンポで明るいレゲエのメロディーに乗せた歌詞は、語尾の韻を踏んでいるのが特徴。全員で合唱し、出来栄えを確かめた。
 2年で生徒会役員の加賀美雪音(しゅおん)さん(14)が「町の良いところが詰まった、とてもすてきな曲になった」とあいさつした。
 Royさんは同市野母町の市立野母崎小中一貫校「青潮学園」も訪れ、児童約20人とともに野母崎地区のテーマソングを作った。
 2曲は、CDに収録。10、20日に同市高浜町の高浜海水浴場で開く音楽と食のイベント「五活祭(ごかっさい)」で披露する。

© 株式会社長崎新聞社