エンゼルスがスキャッグスに捧げる勝利 大谷代打で安打

【エンゼルス9-4レンジャーズ】@グローブライフ・パーク・イン・アーリントン

タイラー・スキャッグスの若すぎる死から一夜明け、レンジャーズの本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンで行われたエンゼルス対レンジャーズの一戦では、試合前にスキャッグス追悼のセレモニーが行われた。先発ローテーションの中心として活躍していた27歳左腕の死という悲劇に直面したエンゼルスの選手たちは、スキャッグスに勝利を捧げるべく奮起。レンジャーズのエース左腕、マイク・マイナーを5回途中で降板に追い込むなど、9対4で勝利を収めた。2番手として登板し、2イニングを1失点に抑えたトレバー・ケーヒルが今季3勝目(6敗)をマーク。レンジャーズは3番手のピーター・フェアバンクスが一死も取れず3失点で今季2敗目(0勝)を喫した。

重苦しい雰囲気のなか始まった一戦は、1回表にエンゼルスがアルバート・プーホルスのショートゴロの間に先制するも、その裏にレンジャーズがノマー・マザーラの犠牲フライで同点に追い付いた。3回裏にはデライノ・デシールズの2号ソロとエルビス・アンドルースのホームスチールでレンジャーズが2点のリードを奪ったが、エンゼルスは5回表にジョナサン・ルクロイが同点の2点タイムリー。続く6回表にはジャスティン・アップトンとジャスティン・ボーアのタイムリー、ルクロイの犠牲フライで4点を勝ち越した。6回裏にルーグネッド・オドーアの犠牲フライで1点を返されるも、8回表にはコール・カルフーンがダメ押しの18号2ラン。なお、大谷翔平は8回表一死一塁の場面で代打として登場し、ライトへのヒットを放って1打数1安打だった(打率.303)。

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