ヤマハ、横浜・みなとみらい21地区に開発機能 進出予定のオフィスに検討

 楽器製造大手のヤマハ(静岡県浜松市)が、横浜・みなとみらい21(MM21)地区に新設する予定のオフィス拠点に、研究開発(R&D)機能の設置を検討していることが3日、関係者への取材で分かった。浜松にあるR&D施設には約2500人の技術者がいるが、都心に近い横浜にもR&D機能を持たせることで、多様な人材を確保する狙いだ。

 ヤマハは2023年、大林組(東京都)や京浜急行電鉄(同)などと4社共同で、MM21地区の53街区に大型複合ビルを建設する。関係者によると、ヤマハはここにオフィスを構え、東京・高輪の東京事業所をはじめ、首都圏に複数ある拠点の機能を集約する方向で調整している。

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