出張旅費4000万円減 新テレビ会議システムで 長崎県議会総務委

 定例県議会は3日、総務、農水経済の2常任委員会を続行。総務委で県は、昨年5月に導入した新テレビ会議システムについて、1年間で565件の利用があり、職員らの出張旅費が約4千万円削減されたことなどを報告した。浅田眞澄美委員(自民・県民会議)への答弁。
 旧システムは専用端末でしか会議できなかったが、新システムは専用端末に加え、パソコンやスマートフォンにも対応。インターネット経由で自席から参加できる。利用件数、人数(約9千人)ともに旧システムに比べ約3倍増え、市町職員、民間企業や大学関係者との会議にも利用している。新システムでの専用端末は計18台(本庁5、振興局8、保健所5)。導入費用は5年間のリース契約で約6千万円。
 県情報政策課は「会議に伴う拘束時間が短くなり、柔軟にアポイントが取れるようになった。情報共有や費用削減に向け活用していきたい」としている。

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