山之口 一時集落孤立 大雨小康状態、土砂災害警戒続く

 梅雨前線の停滞による記録的な大雨は4日朝から小康状態となったが、県西、県南部を中心に地盤が緩んで土砂災害の危険度が非常に高い状態が続く。午前6時現在で1702世帯2938人が避難したほか、都城市山之口町では斜面が崩壊し、集落が一時孤立した。土砂災害に遭ったJR日豊線の一部区間や吉都線は終日運休し、復旧のめどは立っていない。6月28日の降り始めからの総雨量が平年の7月の1カ月分を上回った地域もあり、宮崎地方気象台は警戒を呼び掛けている。

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