「釣具屋の店員はナゼ釣るのか?」という疑問を、元釣具屋が冷静に分析 釣具屋さんの釣果情報を見ているときに、「店員さんってよく釣ってるよな~」なんて思ったことはありませんか?そんな疑問を解決すべく、今回は元釣具屋の編集部が分析し、日ごろの釣行に役立てられる“釣果アップ施策”を考えました。

たしかに、よく釣っている。

釣具屋のブログや釣果情報をみていると、釣具屋の店員さんはよく魚を釣っていますよね。

しかし、「一般の釣り人よりも超釣りが上手いのか?」と問われれば、全員にそれは当てはまらない気がするような……。

そこで今回は、元釣具屋の編集部が「なぜ釣具屋の店員は釣れるのか?」という疑問を冷静に分析。

そして、釣りの経験が浅くても、上手じゃなくても、釣果を伸ばす方法を考えてみました!

情報に精通している

釣果情報が出る船宿とは異なり、岸釣りでは場所とタイミングの選定が非常に大切。そして、この「情報」に精通しているのが釣具屋です。

なぜかというと、釣具メーカーの担当者や常連のお客さんといった“よく釣る人”との会話によって、毎日新鮮で正確な情報を得られるから。

じつは「釣果情報」として公開されている情報よりも、何倍も詳しくて新鮮な情報が毎日たくさん入ってくるのです。

店員さんと仲良くなろう

けっして店員さんが隠しているわけではないですが、すべての情報を不特定多数の方に開示するのは難しい実情があります。

しかし、お客さんに質問された際や、顔見知りのお客さんに対してはそれ以上の情報を提供することも多いのです。

初めて話しかけるのは勇気がいるかもしれませんが、積極的に喋ってみると思わぬ情報が手に入るかもしれません。

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釣れる魚を釣りにいく

釣具屋の店員さんは販促を兼ねて釣行することも多く、そういった場合は釣果にもシビアになります。(ボウズでは商品が売れません……)

そのため、大潮の日は青物、小潮の日はタチウオ、荒天の時はシーバス、凪いだ日はメバルといった具合に、もっとも釣れやすいターゲットを逆算して釣行予定を立てます。

捉え方によっては少し冷めた印象も受けるかもしれませんが、実は自然に逆らわない理にかなった釣行スタイルなのです。

「釣りたい魚」よりも「釣れる魚」を探そう

「青物を釣りたい」や「ルアーで釣りたい」といった希望を耳にすることもありますが、残念ながら人間都合の釣行は釣果につながりにくいのです。

もしも希望の釣種があるのなら、そこから潮汐や釣果情報を参考にして釣行日を逆算で決めるべきですが、休日が決まっている方はなかなか難しいはず。

そのため、釣りに行ける日が決まっているのなら、釣果情報・潮汐・時間帯を基に、釣れやすい魚を探すことが釣果への近道なのです。

いろんな釣りを経験している

店員さんによって釣りの上手さは様々ですが、上手な人の共通点をあげるならば“いろんな釣りをしている”ことでしょうか。

エサもやればルアーもする、岸もやれば船もするといった店員さんは釣りが上手な人が多かったです。

コレといった正解が少ない釣りの世界において、「いろんな釣りをしたほうがいい」というのは数少ない“絶対的な正解”だと思います!

自然と釣れる魚が増える

たとえば、海のルアー釣りしかしない人ならば、日中に釣果を上げるのは難しく、釣れるタイミングも限られるでしょう。

しかし、ルアーで釣れにくい日中にチョイ投げをすれば、キスやカレイが釣れます。このように、自分がする釣り(できる釣り)が増えれば、必然的に釣れる魚が増えますよね!

近年は釣りの細分化が進んでいますが、エサもルアーも岸も船も、すべて基本は一緒。いろんな釣りをすれば、たくさん魚が釣れるし、釣りがみるみるうちに上達します。

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釣具屋にいこう!

最近はネットで買い物を済ませて、釣具屋へ寄らずに釣り場へ直行する方も多いのではないでしょうか。

しかし、釣具屋へ足を運んで店員さんと話すと、思わぬ釣果UPのキッカケがあるかもしれません。気になったことがあれば、ぜひ店員さんに質問してみてくださいね。

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