山形県庁など全面禁煙化 喫煙所の閉鎖作業行われる

行政機関などの敷地内を原則、禁煙とする「改正健康増進法」と、東北初の「山形県受動喫煙防止条例」が7月1日、施行された。県庁などは敷地内が全面禁煙となり、1日朝、喫煙所を閉鎖する作業が行われた。
県庁では本庁舎北側の駐輪場近くに設けられた喫煙所から職員が灰皿を次々に撤去し、喫煙所は閉鎖された。

 山形県は受動喫煙の防止を県民総参加で推し進めようと、2018年12月、「受動喫煙防止条例」を東北で初めて制定した。
一方、全国的にも「改正健康増進法」が1日から一部施行され、行政施設などの敷地内が例外的なケースを除き原則禁煙となった。 県はこれを踏まえ、法律よりもさらに厳しく県庁や各総合支庁をはじめ、県内の学校や病院などの公共性が高い施設の敷地内を、屋外を含めて全面禁煙とした。

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「県が率先して受動喫煙防止に取り組みたいということで本日から喫煙場所を閉鎖した」

 一方、山形県庁に隣接する県議会棟は、県ではなく県議会が管理している施設のため、今回の敷地内禁煙の対象外となっていて、屋外に設置された喫煙所も閉鎖する予定はないということだ。

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