七夕一色盛り上がり、平塚 織り姫が先導、グルメも

七夕おどり千人パレードを先導した「湘南ひらつか織り姫」=湘南スターモール商店街

 湘南の夏の風物詩「湘南ひらつか七夕まつり」が5日、幕を開け、初日は恒例の「七夕おどり千人パレード」を皮切りに多彩なイベントで盛り上がった。7日までの期間中、155万人の来場が見込まれ、平塚の街は七夕一色に包まれる。

 パレードは今年の「湘南ひらつか織り姫」の3人が浴衣姿で先導。26団体の約1千人がメインストリートとなる湘南スターモール商店街を練り歩いた。

 5月に改元し、「令和」の文字を掲げた七夕飾りが並んだ。中には典拠となった万葉集の「梅花の宴(うたげ)」を人形で再現した飾りも。このほか、1月の箱根駅伝で総合優勝した地元の東海大学の快挙をたたえる装飾も観光客の注目を浴びた。

 隣接する見附台広場では地元飲食店が出店するグルメスペースを設置。2020年の東京五輪・パラリンピックで平塚市を事前キャンプ地とするリトアニアのビールも販売された。東京都内から訪れた女性(62)は「毎年来ていて、工夫を凝らした七夕飾りが楽しい。今年はグルメも堪能したい」と話していた。

 6日は午前10時半から、同商店街で織り姫と音楽隊によるパレードが行われる。問い合わせは開催本部電話0463(36)2288(開催期間中のみ)。

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