映画『惡の華』、絶望の青春を彩る主題歌はリーガルリリー! 『惡の華』を読んでいた高校生の時期の楽曲。

リーガルリリーが『惡の華』主題歌として書き下ろしの新曲「ハナヒカリ」を提供したことが明らかになった。リーガルリリーにとっては、初の映画タイアップとなる。

本作の涌田秀幸プロデューサーは彼女たちへのオファー理由を「映画を製作していく上で原作漫画にはない「音」を付けていくという作業は、実はとても慎重に取り組んだ事の1つでした。舞台化やアニメ化はしているものの、原作の世界観を大事にしたい。そこで偶然出会ったのがリーガルリリーさんの「overture」という曲に出てくる、「君は景色を殺せるのだよ」という歌詞、そして更に決め手となったのは「リッケンバッカー」という曲の「おんがくも人をころす」という強烈なワードでした。彼女達の音楽を聴いた時、何故か春日と仲村二人の姿が浮かんできました。春日と仲村達に年齢が近く、その年代にしか書けない「哲学」を見事に表現していたのがリーガルリリーさんだったのです。音楽、歌詞、そして歌声、どれもが惡の華の主題歌をお願いする上で、これ以上ない理想的なものを持っていたのです。」とった。

元々原作者押見修造の大ファンで、原作コミックを読んでいたというVo.Gt.たかはしほのかは、「『惡の華』は、高校生の時に何度も読み返した漫画の1つで、当時の、自分が宝物にしていた記憶が映画の中でも感じられました。役者さんも、まるで漫画の中の行間も表現するように、自然な雰囲気をまとっていました。とても素晴らしい作品でした。」と映画へコメントを寄せた。そしてコミックを初めて読んだ時の衝撃を大事にしつつ書き下ろしの楽曲を制作。「高校生から4年ほど経ちましたが、爆発は、形を変えて、音にすると、かなしみといらだちを行ったり来たりするだけになりました。なぜ、そこで爆発できないのかというと、もうだれも守ってくれないからです。次は自分が誰かを守るようになるのです。そういうことを思って書きました。」と楽曲に込めた想いを明かした。

そして完成した楽曲を聞いた涌田プロデューサーは「初めて曲を聞いた時、本当に涙が止まりませんでした。儚さと強さの共存、そして「周りに照らされた君が1番、綺麗だった。」という歌詞を聞いた時、そこには満月を背景に佇む仲村さんがいて、春日が泣いている表情が見えました。まさしく二人の関係性そのものを描いている曲で、感無量以外の言葉がありませんでした。10代そして20代の思春期に間違いなく届く、と確信したのを覚えています。」と自信をのぞかせた。

なお、本作の挿入歌として1stミニアルバム「the Post」収録の再録版となる「魔女」が使用されていることもあわせて解禁となった。

「魔女」はたかはしほのかが「惡の華」を読んでいた、高校生の時期に制作した楽曲でもあり、こちらもとても縁深いものとなった。さらに映画公開週の9月25日(水)には「ハナヒカリ」と「魔女」を収録した1st Single「ハナヒカリ」をリリースすることも決定。儚く透明感のある詞世界を音の渦に乗せて切り裂くように届けるリーガルリリーと伊藤健太郎・玉城ティナといった若いパワーが集結して完成した映画『惡の華』、公開が楽しみだ。

リーガルリリー Vo.Gt.たかはしほのか コメント全文

「惡の華」は、高校生の時に何度も読み返した漫画の1つで、当時の、自分が宝物にしていた記憶が映画の中でも感じられました。役者さんも、まるで漫画の中の行間も表現するように、自然な雰囲気をまとっていました。とても素晴らしい作品でした。

挿入歌「魔女」は、高校生の頃、「惡の華」をよく手にとっていた頃に作りました。私の内なる爆発物は、音楽にすることによって、叫んでもだれにも怒られません。映画チームの方がこの曲を気に入ってくれて、この話をいただいたので、とても嬉しかったです。偶然は素敵なものです。作品と、監督、役者、この曲の全ての爆発が交わるシーンは、とても素敵なものでした。

主題歌には「ハナヒカリ」という曲を書き下ろしました。高校生から4年ほど経ちましたが、爆発は、形を変えて、音にすると、かなしみといらだちを行ったり来たりするだけになりました。なぜ、そこで爆発できないのかというと、もうだれも守ってくれないからです。次は自分が誰かを守るようになるのです。そういうことを思って書きました。

リーガルリリー Vo.Gt.たかはしほのか

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