県内の景観美化推進へ素案公表 有識者会議

 県内の景観美化に取り組む美しい宮崎づくり推進有識者会議(議長・関西剛康南九州大教授、13人)の本年度の第1回会合は5日、県庁であった。「景域マスタープラン」の素案が示され、地理や文化的な特徴から、県内に七つの「景域」を設定することが提案された。
 同プランは市町村域を超えた広域的な景観づくりの指針となる。同日は委員ら12人が出席。素案では森林や海岸、田園などの景観を保全、創出する方針が出された。
 委員からは「産業や環境問題を考える視点も盛り込んでは」「時代の変化に応じた改訂が必要」などと意見が出た。今後、市町村との意見交換やパブリックコメントを行い、本年度中に同プランを策定する予定。

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