佐世保ラッキーボウル跡地 市内最大規模オフィスビル 11月にも着工 6階建て、保険会社など入居

佐世保ラッキーボウル跡地に計画されているオフィスビルのイメージ図(ラッキー自動車提供)

 3月末に閉館した佐世保ラッキーボウル(長崎県佐世保市常盤町)の跡地に、ラッキー自動車(佐世保市)が市内最大規模となる6階建てオフィスビルの建設を計画していることが5日、分かった。解体作業完了後の11月にも着工。2021年4月の供用開始を目指す。人材派遣会社や保険会社などが入る予定。
 鉄骨6階建てで、延べ床面積は5840平方メートル。事務所は1階が約490平方メートル、2階は約570平方メートル、3~6階はそれぞれ約840平方メートルある。1フロアを全て利用できるほか、3分割まで区切ることができる。
 各階とも関係者以外の立ち入りを制限するなどセキュリティーを強化。企業の機密情報を扱う業種の受け入れ態勢も整えた。1階は事務所以外にも商業施設や託児スペースなど、幅広い活用を検討している。
 市中心部の好立地で、オフィス系企業の進出が期待される。すでに入居を希望している企業が複数あり、市と連携して誘致を進める。
 ラッキー自動車は「佐世保の発展のために、雇用を生み出す企業を呼び込みたい。子育て中の人も働けるような幅広い業種の企業に入ってほしい」としている。

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