【MLB】試合中にM6.9の地震発生 スタンド騒然も「何事もなかったかのように」試合は続行

ロサンゼルスでマグニチュード6.9の大きな地震が起こった【写真:盆子原浩二】

ドジャース対パドレスの試合の4回に地震が発生

■パドレス 3-2 ドジャース(日本時間6日・ロサンゼルス)

 5日(日本時間6日)にロサンゼルスで行われたドジャース対パドレスの一戦。4回のドジャースの攻撃中に、ロサンゼルスの北北東を震源とするマグニチュード6.9の大きな地震が発生し、ドジャースタジアムも大きな揺れに襲われ、スタンドのファンも騒然となった。

 4回2死でキケ・ヘルナンデスが打席に立っているところだった。突然、球場全体が大きな揺れに襲われた。両翼のポールは大きく揺れ、球場全体は騒然とした。この震源域では、前日4日(同5日)にもマグニチュード6.4の地震が発生しており、2日連続での大きな地震に。ただ、試合は中断することもなく、何事もなかったかのように続行されていた。

 この試合中に起きた地震をMLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」も速報。「パドレスとドジャースはマグニチュード7.1(後に訂正されて6.9に)の地震が発生しても、全く何事もないかのようにプレーした」と伝えた。

 地震が発生しスタンドが騒然とする中でも、審判団が試合を止めることはなく、選手たちはプレーを続けた。「Cut4」の記事では「金曜日にドジャースタジアムで行われたドジャース-パドレス戦の4回に、またクレイジーなことになった。そして、いつものように、テレビではとてもクレイジーに見えた」と、地震の揺れの中で選手たちがプレーを続けた様子を伝えた。

 試合が続行された理由について「Cut4」では「ここカリフォルニアでは、他の州よりも地震が多い。金曜日の夜にドジャースとパドレスのように地震発生中もプレーしたことは、あまり地震を経験したことのない人にとっては奇妙に見えるかもしれないが、理解できる。起こっている最中に地震だと判断するのは本当に難しい。そして、それが地震だと分かった時には、ほぼ終わっている」と説明していた。(Full-Count編集部)

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