男性育休、高い壁 本県取得率5.6%(18年度)

家族でくつろぐ岡崎組の岩本さん(中央)。第1子が生まれ「妻の手助けになれば」と2016年に育休を取得した=宮崎市

 県内の民間企業で育児休業を取得する男性の割合は、2018年度時点で5.6%にとどまっていることが、県の調査で分かった。「少子化対策」「女性活躍推進」の旗印の下、政府は20年までに男性の育休取得率13%を掲げるが、まだまだ大きな開きがある。育休中の手取りの減少、「育児は女性」といった社会の風潮…。取得を阻む壁は高く、企業の現場からは「人手不足で代替要員の確保も難しく、余裕がない」との声も聞かれる。

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