令和という新たな時代に野球ができることを誇りに思う。これからの球児の夢、希望、感動につながるよう、正々堂々、最後まで戦い抜きます-。
181校を代表し、新時代の幕開けを力強く告げる宣誓をした荏田の主将宇賀神。「緊張したけど勢いでやり切れた。人生で一回きりなので100点満点」と爽やかな笑顔を振りまいた。
中学時代は横浜北シニアで弥栄のエース河野とともにプレー。「一度は燃え尽きて…」と高校1年夏まではハンドボール部に所属していた。それでも白球への思いが募り、秋には野球部へ。野球人口が減っていることにも気に掛け、「自分のように高校でも野球を続ける小中学生を増やしたい」との思いも抱く。
今夏は3回戦越えが目標で、5回戦まで進めば弥栄と当たる可能性もあり、開会式前には河野と「試合でまた会おうな」と約束を交わしたという。
「捕手として自分がチームを鼓舞して強豪私学にも打ち勝ちたい」。次世代へつなぐバトンを握り締め、真夏の戦いに挑む。