神輿担ぎ手の伝統衣装を紹介 海南神社例大祭をPR

海南神社の例大祭で使われてきた歴代の衣装などが展示されている特別展=三浦市のチャッキラコ・三崎昭和館

 海南神社(三浦市三崎)で13、14日に行われる例大祭をPRするための特別展が、郷土資料館「チャッキラコ・三崎昭和館」(同)で開かれている。神輿(みこし)を担ぐ際に身にまとう各地域の歴代の衣装などを紹介し、伝統の重みを伝えている。入館無料で16日まで。

 例大祭では、神輿や獅子が独特の木遣(や)りに合わせて街中を練り歩く。同市三崎地区の7地域が毎年順番で担当し、今年の神輿は「仲崎」が、獅子は「日の出」が務める。

 神輿の担ぎ手や山車を引く子どもたちの衣装は、地域ごとに異なる。特別展では、マグロ漁で栄えていた時代に作られた宝船の刺しゅう入りの衣装や、木遣り師の衣装、神輿の模型など約20点が展示されている。

 川崎市宮前区から家族で訪れた団体職員の千葉志門さん(36)は「歴史が感じられ、伝統あるものを残していく営みの大切さが感じられた」と話した。

 午前10時~午後4時(13日は同8時まで)。水曜・木曜は休館。問い合わせは、同館電話046(882)3156。

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