クルマに搭載の運転支援システム”何もなし”が約半数|「高齢者は必須にすべき」「全部標準装備にして」の声

ダイハツ、ペダル踏み間違い時の急発進を抑制する後付け安全装置を発売

車の運転支援機能に関するアンケート結果公表

マイボイスコム株式会社は、「自動車の運転支援機能」に関するインターネット調査を2019年6月1日~5日に実施し、1万282件の回答を得た。

この調査から、車を運転する人のうち「ヒヤリハットを経験したことがある」は7割弱、「事故に遭ったことがある」は4割強であることが分かった。

また車を運転する人のうち、車に安全運転・事故防止支援機能・機器を搭載している人は5割強であり、2014年の調査時より増加していた。搭載している安全機器としては、「ドライブレコーダー」の割合が最も高い結果となった。

車に搭載されている”安全運転・事故防止支援機能・機器”は?

車の運転支援機能に関するアンケート結果公表 マイボイスコム株式会社調べ

SUV派は安全運転!?

車を運転する人のうち、車に安全運転・事故防止支援機能・機器が搭載されている人は5割強で、2014年調査より増加している。

内訳は「ドライブレコーダー」が29.0%と最も高く、続いて「自動ブレーキ:障害物や人の接近を検知、自動ブレーキや急加速の抑制」と「警告機能:車線逸脱時」が各2割であった。

また注目すべき点として、SUVを主に利用するユーザーは安全機器を搭載している比率が高くなっていたことが挙げられる。

役に立ったものは「ドラレコ」「自動ブレーキ」

車に安全運転システムが搭載されている人のうち、役に立ったと思うものがある人は6割強であった。

内訳は「ドライブレコーダー」、「自動ブレーキ:障害物や人の接近を検知、自動ブレーキや急加速の抑制」がそれぞれ2割弱で、2014年調査時と比べ「ドライブレコーダー」などが増加している。

車に搭載されているとよいと思う安全運転・事故防止支援機能は?

事故経験者のおすすめは「ドラレコ」

搭載されているとよいと思う機能は「自動ブレーキ:障害物や人の接近を検知、自動ブレーキや急加速の抑制」、「自動ブレーキ:アクセル踏み間違い時の急加速抑制」、「ドライブレコーダー」の3つが全体の5~6割を占めた。

また事故にあったことがある人では「ドライブレコーダー」がやや高くなる結果となった。

回答者のコメント

■運転していると歩行者や自転車が特に気になるので、それらを認識して警告を出すシステムがあると便利(男性/28歳/週4~5回運転/事故経験・ヒヤリハット経験あり)

■高齢者はこういう装備のある車しか運転できないようにすべき(男性/62歳/ほとんど毎日運転/事故経験・ヒヤリハット経験あり)

■ブレーキとアクセルの踏み間違えを防止するシステムは必須(男性/28歳/運転免許は持っていない)

■アルコール検査をしないとエンジンがかからない仕組みがほしい(男性/30歳/運転免許は持っていない)

■とにかく現状ある機能を標準装備で販売してほしい(男性/45歳/ほとんど毎日運転/ヒヤリハット経験あり)

スバル アイサイト
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■お酒を飲んだ時お任せで乗って帰れるくらいの自動運転システムがほしい(男性/49歳/週2~3回運転/事故経験あり)

■体の異常を検知して、安全に停車、自動通知するシステムがほしい(男性/64歳/免許は持っているが運転しない)

■車体全周で何かにぶつかりそうになったら止まるシステムがほしい(男性/61歳/週に4~5回運転/事故経験あり)

■自動運転の電車「ゆりかもめ」のように、カーナビの道順を自動運転してくれるといいと思う(女性/55歳/免許は持っているが運転しない)

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