「博多かわいい」主演・岡田健史&ヒロイン・福田愛依に直撃! 2人が共感する“博多あるある”とは?

「博多かわいい」主演・岡田健史&ヒロイン・福田愛依に直撃! 2人が共感する“博多あるある”とは?

FBS福岡放送の開局50周年を記念して7月19日に放送されるスペシャルドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」。原作は秋田書店のWEB漫画雑誌「マンガクロス」で連載されている人気の4コマ漫画で、“博多弁のかわいさ”が存分に描かれています。

ある日、小学校の時に福岡から東京に引っ越してきた主人公・東京(あずまみやこ)が通う高校に、幼なじみの博多乃どん子が転校してきます。穏やかに過ごしたい京ですが、博多弁&博多愛全開で遠慮なしに自分を巻き込んでくるどん子にペースを乱されてしまい…。そんな“上京ラブコメディー”で主人公・京を演じるのは、2018年のドラマ「中学聖日記」(TBS系)への出演で注目を集めた岡田健史さん。ヒロイン・どん子に扮するのは、「女子高生ミスコン2017-2018」でグランプリを受賞した“日本一かわいい女子高生”福田愛依さん。共演は長見玲亜さん、今田美桜さん、野間口徹さん、森口博子さん、原沙知絵さん、光石研さんといった豪華な顔ぶれで、福岡出身の出演者が多数そろっています!

ドラマの中心を担う岡田さん&福田さんの2人が、初々しい対談トークを展開! 同郷出身ならではの“博多あるある”やお互いの印象、刺激を受け合っている部分などに迫りました。

──本日はよろしくお願いします!

岡田「こんなにも早く、自分の故郷である福岡を舞台にした作品に携わることができるのを本当にすごくうれしく思っています」

福田「私はこんなにたくさんセリフがあるのが初めてなので、新しい挑戦になりました」

──博多弁での演技についての感想をお聞かせください。

岡田「僕は博多弁のセリフがあまりないんですが、博多弁をこんなに身近に感じるのがすごく久しぶりなので、親近感を感じたり懐かしい思いにもなります。セットとかでも博多に関するものがあったりしたので、昔を思い出す感じになりますね」

──つられてつい博多弁が出ちゃったなんてことはなかったですか?

岡田「つられるのはなかったですね。あっ、でも一つだけあって…なんでそこでつられちゃったのかは分からないんですけど、下町子役の長見玲亜さんもそれにつられちゃって、記録の方から『なまってたよ』って言われてしまって(笑)」

福田「私が演じるどん子ちゃんはバリバリの博多弁で、セリフのほとんどが博多弁なんですけど、私は福岡にいる時も普段から使っていたので、違和感もなく言いやすかったです。ちょっと違ったところは方言指導の方がいらっしゃるので、ほとんど素のままのイントネーションで言うことができました」

──福岡から東京に出て感じる“博多あるある”について教えてください。

岡田「福岡から出てきた方とご一緒するのは今回が初めてなので、“あるある”っていうのを分かっていないのかもしれないですけど、博多弁の中でも、周りの方から『これってどういう意味?』って聞かれる質問は、『からう』(※『背負う』の意味)とか『これなおしとって』(※『これ片付けて』の意味)っていうのとか。そういったことは、ほかの福岡の方が聞かれているのを見ますね」

福田「原作の中にもありますが、ごみを出す時間が違ったり。東京に来て一人暮らしを始めてびっくりしたんです。福岡では、家にいる時に夜ごはんを食べながら『ごみ収集車が来た』って音で分かるんです。そこで夜に出したりとか、寝る前のギリギリに出したりとかするんですけど、東京に住み始めて朝にごみを出すということにびっくりして。あとは、空港が遠いんです。福岡って本当に空港が都心に近いので、そのイメージがすごく強くて、だからこっちで『空港が遠いな…』と思いました(笑)。あとは…。(岡田に)何かありましっけ?」

岡田「え?(急に聞かれても…)」

福田「日照時間も違うなって思いました。福岡ってすごく長いんです」

岡田「それは感じます。結構違いますね。同じ冬でも東京は日が昇るのが早くて、日が沈むのも早いので、『ちょっと損した気分になる』って言う人がいらっしゃるって聞いて、『ああ、なるほどなあ』って。それは自分も同じく感じました。(福田に)あるある、ありましたね(笑)」

──お互いの印象についてですが、初対面からどう変わったかも合わせてどのように感じていますか?

岡田「福田さんと初めてお会いした時は、『どん子のイメージにぴったりだな』って感じました。どん子は天真らんまんでハキハキして、自分がしていることを疑っていなく、すべてのことを信じている女の子だというふうに解釈していて。初めてお会いした日に、元気よく『おはようございます!』って現場に入られて来て、その瞬間から自分にはどん子の姿が見えたぐらい、最初から『どん子が福田さんでよかったな』って思いますね。福田さんが、『初めてこんなに多くのセリフがある役をいただいた』って現場でもおっしゃっていたんですが、自分も初めてのラブコメで、前回の作品(『中学聖日記』)とはまったく違った趣旨というか方向性があるので、挑戦する要素がたくさんあります。福田さんもすごく悩んでいるというか、『どうしたらいいんだろうか』とか現場でたくさん考えてらっしゃるので、そういった意味で一緒に最後まで頑張っていきたいなって思っています」

福田「私は『中学聖日記』を見ていたので、そのイメージがあったらからこそ、初めて実際に会ってみた時はちょっと違った岡田さんで。ちょっとラフというか、『あれ、イメージと違う?』というか。『“岡田健史さん”っていう好青年?』って思いました」

岡田「どんなイメージだったんですか?(笑)」

福田「ちょっとおちゃめな部分があったりとか、いろんな表情があるんです。だから見ていてすごく面白いなって。あとは、現場で撮影が終わった時に『今日は大丈夫だった?』とか『悩んでいることない?』『撮影楽しい?』って聞いてくださったりします。私も考えすぎてしまうことがあって、そういう時に相談に乗ってくださるのがすごくうれしいです。休憩時間とかも結構お話してくださって」

岡田「何を話したんだっけ?」

福田「『おっとっととっとってっていっとったとに、なんでとっとってくれんかったとっていっとーと』(『おっとっとを取っておいてねって言ったのに、なんで取っておいてくれなかったのって言ってるの』)っていうのをやったら返してくださるんです。あと『なんしよっと?』とかいきなり話しかけたりとかもするんですけど、それもちゃんと答えてくださって優しいなって(笑)」

──お二人はともに同じ去年2018年のデビューで同じ福岡出身ですが、ライバル心のようなものはあったりしますか?

岡田「自分にはまったくないです(笑)。例えば、同性で同じ年代で同じタイプの顔っていう人はいると思うんです。それで役がかぶるというか、同じ役を取り合うこともあるとは思うんですけど、基本的に自分はほかの俳優さんに対してライバル意識はないです(笑)。どちらが選ばれるかっていうのは、運命ですし。福田さんに対しては争うところもないので、本当に楽しくお互い良いところをどん子と京に出していけたらと思うので、敵視はないです(笑)」

福田「私もよぎったこともないです。福岡出身っていうだけでうれしいです。出身が同じだと地元について語れたりとか、いろんなお話もできるので。ライバル心を感じることは全然ないですね」

──福田さんは岡田さんに相談に乗ってもらっているということですが、岡田さんから刺激を受けているところはどんなところですか?

福田「岡田さんを見ていると、礼儀もそうなんですけど、対応がすてきなんです! スタッフさんに対するあいさつだとか、自分が思っていること、考えていることを伝える力だったり…。そういうのを間近で見ていると、年齢もそんなに変わらないのに『すごい大人だな』って学べて…刺激的でした」

岡田「恥ずかしい(笑)」

──岡田さんが福田さんから刺激を受けているところはどんなところですか?

岡田「作中では、京はどん子に壁を作っています。福田さん演じるどん子の天真らんまんというか、明るい矢印を拒否するっていうのはすごく心が痛いというか。京としても本当はそんなことしたくないのに、裏腹な行動に出てしまうことが多くて…。すごく真っすぐというか明るい矢印が飛んでくるなとか、京としても福田さん演じるどん子にどんな矢印というかどんなボールを投げれば良い表情をするんだろうとか、どん子として生き生きとやれるかなとか考えながら、いろんな取り組みというか矢印を送っています」

──演技の面ですごいなって思う部分は?

「すごく滑舌がいいですね。元々博多弁が早口になりがちな方言であるようで、福田さんもどん子に近づこうと早口でしゃべられるんですけど、自分だったら絶対に噛(か)んじゃうっていうセリフも問題なく言うのは見ていてすごいなって思いますし、その早口でも気持ちが伝わってきます。どん子になりきっている姿には、すごく刺激を受けています」

──お互いにいい刺激を与え合っているのですね。ありがとうございました!

【プロフィール】


岡田健史(おかだ けんし)
1999年5月12日生まれ。福岡県出身。2018年、ドラマ「中学聖日記」(TBS系)で黒岩晶役に抜擢されデビュー。ファースト写真集「鼓動」が発売中。

福田愛依(ふくだ めい)
2000年11月8日生まれ。福岡県出身。2018年に「女子高生ミスコン2017-2018」でグランプリを受賞。2019年、「都立水商!~令和~」(TBSほか)でドラマデビュー。

【番組情報】


FBS福岡放送開局50周年記念スペシャルドラマ「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」
FBS福岡放送
7月19日 午後7:00~7:56

【番組情報】


新島秋一「博多弁の女の子はかわいいと思いませんか?」
コミックス3巻 7月8日発売
チャンピオンREDコミックス
B6版 定価:本体600円(+税) 発行/秋田書店

FBS担当 K・T

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