吉村真晴、韓国OP3位の中国選手と対決<卓球・オーストラリアOP2日目見どころ>

写真:吉村真晴(名古屋ダイハツ)/撮影:ラリーズ編集部

<ITTFワールドツアープラチナ・オーストラリアオープン 2019年7月9日~7月14日>

オーストラリアオープンが開幕した9日、男女シングルスの予選1,2回戦が行われた。

日本男子は予選で、上田仁(7月世界ランキング34位・岡山リベッツ)や松平健太(同55位・ファースト)らが姿を消したものの、吉村真晴(同40位・名古屋ダイハツ)、吉村和弘(同50位・東京アート)、宇田幸矢(同99位・JOCエリートアカデミー/大原学園)、及川瑞基(同78位・専修大学)の4名が勝ち残っている。

一方女子では、早田ひな(同39位・日本生命)が予選2回戦で李佳燚(リージャーイー・同139位・中国)に敗れたが、加藤美優(同22位・日本ペイントホールディングス)、橋本帆乃香(同23位・ミキハウス)、長﨑美柚(同41位・JOCエリートアカデミー/大原学園)、木原美悠(同66位・JOCエリートアカデミー)、塩見真希(同81位・ミキハウス)、松平志穂(同165位・日本ペイントマレッツ)の6名が10日の予選3回戦へと進む。

大会2日目となる10日は、男女シングルスの予選3回戦と男子ダブルス予選に日本勢が登場する。

日本男子 組み合わせと見どころ

<シングルス組み合わせ>
吉村和弘-黄民夏(韓国)
及川瑞基-周愷(中国)
吉村真晴-王楚欽(中国)
宇田幸矢-ランビエ・フローレント(ベルギー)

男子シングルスでは吉村真晴が、韓国オープン3位の王楚欽(ワンチューチン・同71位・中国)と対戦。王は韓国オープンでは張本智和(同4位・木下グループ)に勝利しており、優勝した許昕(シュシン・同1位・中国)と激しい打ち合いを演じた実力者だ。一方の吉村も韓国オープンで孫聞(スンウェン・同223位・中国)を破っており、好調だ。世界でもトップクラスのアップダウンサービスで王を下せるか必見だ。

<ダブルス組み合わせ>
戸上隼輔/宇田幸矢-DHOORIA Rohan/GOULD Benjamin(オーストラリア)

一方ダブルスの予選は戸上隼輔(同175位・野田学園高校)/宇田幸矢のみ試合がある。このペアはジャパンオープンでもベスト8に入っており、有望なペアである。10日、地元オーストラリアペアに勝利し、本戦への切符を掴むことができるか見逃せない。

日本女子 組み合わせと見どころ

塩見真希-李佳燚(中国)
松平志穂-呉穎嵐(中国香港)
加藤美優-銭天一(中国)
橋本帆乃香-木子(中国)
長﨑美柚-張薔(中国)
木原美悠-リー・ジエ(オランダ)

女子シングルスは、鉄壁のブロックが持ち味の塩見真希と、早田ひなをも破る攻撃力が特徴の李佳燚の対決。「ホコタテ」対決はどちらに軍配が上がるか見ものだ。

また、森さくら(同80位・日本生命)との同士討ちを制した橋本帆乃香は、2015年世界選手権3位の木子(ムズ・同405位・中国)と対戦。木子はワールドツアーにあまり出場しておらず、世界ランキングは低いものの、その攻撃力はいまだ健在。橋本が粘りのカットで木子を下せるか期待がかかる。

長﨑美柚の対戦相手は、女子選手には珍しいペンホルダーの張薔(ジャンチャン・同232位・中国)。変化の多いサーブと巧みな裏面ドライブが武器の選手だ。対する長﨑も、ジャパンオープン、韓国オープンともに本戦に進出し、中国選手を破るなど好調。勢いに乗った長崎は、どのような試合を見せてくれるのか楽しみだ。

文:ラリーズ編集部

© 株式会社ラリーズ