ア・リーグが1点リードを守りオールスター7連勝

【ナ・リーグ3-4ア・リーグ】@プログレッシブ・フィールド

インディアンスの本拠地プログレッシブ・フィールドで行われた第90回オールスター・ゲームは、ア・リーグが4対3で勝利。オールスター・ゲーム7連勝となった。2回裏にマイケル・ブラントリー(アストロズ)のタイムリー二塁打で先制したア・リーグは、5回裏にホルヘ・ポランコ(ツインズ)のタイムリー内野安打で1点を追加。6回表にチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)のソロ本塁打で1点を返されたが、7回裏にジョーイ・ギャロ(レンジャーズ)のソロ本塁打などで2点を追加し、その後のナ・リーグの反撃をピート・アロンゾ(メッツ)のタイムリーによる2点のみに抑えた。ア・リーグ2番手の田中将大(ヤンキース)が1回無失点で勝利投手となり、ア・リーグ9番手のアロルディス・チャップマン(ヤンキース)は圧巻の三者連続空振り三振でセーブを記録。ナ・リーグ2番手のクレイトン・カーショウ(ドジャース)が敗戦投手となった。

オールスター・ゲーム初登板となった田中は、4番のコディ・ベリンジャー(ドジャース)を空振り三振、5番のノーラン・アレナード(ロッキーズ)をセンターフライに打ち取ったあと、6番のジョシュ・ベル(パイレーツ)に内野安打を許したが、7番のウィルソン・コントレラス(カブス)をピッチャーゴロに抑えて1イニングを無失点。勝利投手となり、オールスター・ゲームの歴史に名を刻んだ。ア・リーグの5番手として5回表に登板したシェーン・ビーバー(インディアンス)が三者三振の快投でMVPを受賞。今季限りでの現役引退を表明しているCCサバシア(ヤンキース)が試合前の始球式を務めたほか、9回表二死走者なしの場面でチャップマンを激励するためにマウンドを訪れ、白血病であることを公表したカルロス・カラスコ(インディアンス)もイニング間の催し物の際にグラウンドに姿を見せるなど、フィールドの内外で話題に溢れたオールスター・ゲームとなった。

© MLB Advanced Media, LP.