はやぶさ2着陸成功、相模原市民がPVに歓声

着陸を終えたはやぶさ2からデータが届いていることが分かり、歓声を上げる人たち=11日午前10時25分ごろ、相模原市中央区高根の相模原市立博物館

 探査機はやぶさ2の小惑星りゅうぐうへの2回目の着陸を見守るパブリックビューイング(PV)が11日、相模原市中央区高根の市立博物館で行われた。

 会場のスクリーンでは、同館に隣接する宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス内にある管制室の様子を生中継。着陸後のはやぶさ2から正常なデータが送られてきたことが、管制室にいるプロジェクトメンバーから伝えられると、早朝から集まった約190人から大きな歓声が上がった。

 また、同キャンパスに近い商店街「にこにこ星ふちのべ商店会」(同区淵野辺)は早速、はやぶさ2のプロジェクトメンバーへの応援メッセージを書き込むコーナーを設置。市民らは祝福のコメントなどを寄せた。

 同商店会の萩生田康治会長も、PV会場に詰め掛けた一人。「世界初の挑戦に成功し本当にうれしい。地元商店街を挙げてお祝いして、地域を盛り上げたい」と笑顔で話した。

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