児童虐待相談最多1379件 県内昨年度

 県内の3児童相談所(中央、都城、延岡)が2018年度に対応した児童虐待の相談件数は前年度比2割増の1379件に上り、過去最多を記録したことが11日、県のまとめで分かった。子どもが家庭内暴力を目撃する「面前DV(ドメスティックバイオレンス)」による心理的虐待の増加が全体を押し上げた。千葉県野田市や東京都目黒区など全国で相次いだ虐待死事件を契機に社会的関心が高まり、近隣住民らからの通報につながったとみられる。

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