A.L.I.、九州旅客鉄道株式会社と共同でドローンを用いた鉄道施設点検ソリューションを開発

ドローン機体 株式会社A.L.I.Technologies(以下:A.L.I.)は、九州旅客鉄道株式会社(以下:JR九州)と、両者の共同で無人航空機(ドローン)やAIを用いた鉄道施設の点検ソリューションを開発した。

A.L.I.とJR九州は、将来的な労働力不足やインフラの老朽化、自然災害の対応といった社会的な課題の解決に向け、2017年からドローンやAIなどを活用し、安全かつ効率的な鉄道施設の点検を可能とするソリューションの開発や実験に取り組んできた。

今回のソリューションは、A.L.I.が所有する、「空のインフラ」に関する特許群と技術をベースに、JR九州の鉄道施設における画像解析を活用した調査や点検、枯れ木の早期発見技術等を融合させることで、鉄道施設点検の効率化・高度化を実現することを目的としている。

各々の技術をベースに、点検の効率化・高度化に加えて、安全管理等の各種オペレーションの改善へ向けた共同開発に取り組んでおり、今後数年内の運用開始を目指すという。

鉄道施設点検状況

鉄道施設点検状況

両社は共同開発を通じて、より安全かつ効率的な鉄道運営を実現するとともに、今後もドローン、AIなどの先端技術を活用した新たなソリューションの開発について取り組むとしている。

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