ロイヤルズ 2011年のドラ1・スターリングがメジャー初昇格

日本時間7月12日、ロイヤルズは2011年のドラフト1巡目指名選手であるババ・スターリングをメジャーに昇格させたことを発表し、同13日には、それに伴うロースター変更として、スターリングと同じ外野手のテランス・ゴアがDFAとなった。スターリングは、後半戦の初戦となる同13日のタイガース戦に「7番・センター」で先発出場する予定となっている。

現在26歳のスターリングは、2016年の時点でAAA級まで到達していたものの、その後は故障との戦いが続き、2017年は80試合、2018年は20試合にしか出場できなかった。昨季終了後に一旦フリーエージェントとなってマイナー契約でロイヤルズに残留し、今季はAAA級で72試合に出場して打率.310、7本塁打、38打点、9盗塁、OPS.806をマーク。その活躍が認められ、ついにメジャー初昇格となった。

デイトン・ムーアGMは、スターリングを外野の控えとして起用することを否定。「彼はレギュラーとしてプレイするためにメジャーへ昇格してくる。外野ならどこでも守ることができるからね。10日連続でプレイするようなことはないと思うけど、レギュラーとして使うつもりだよ」と語り、スターリングを外野のレギュラーとして起用する方針であることを明言した。

一方、「代走の切り札」として2015年のワールドシリーズ制覇に貢献したゴアは、昨年8月に金銭トレードでカブスへ移籍したあと、ロイヤルズに復帰したものの、スターリングの昇格に伴いDFAとなった。今季は自己最多を更新する37試合に出場し、打率.275、13盗塁、OPS.715をマーク。「代走の切り札」として活躍するのはもちろん、メジャー初の長打(二塁打2本と三塁打1本)を放つなど、打撃面でも成長をアピールしていたが、今季からチームに加入したビリー・ハミルトンとタイプや役割が重なってしまうこともあり、余剰戦力と判断されたようだ。ゴアは「全てのことについて、ロイヤルズには感謝している。僕のことを大切に扱ってくれた」とチームへの感謝を口にした。

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