アーセナルの「掘り出し物」選手、ベスト9

『Planet Football』は8日、「アーセナルが安値で獲得することに成功した掘り出し物の選手TOP9」という記事を掲載した。

現在サンテティエンヌのDFウィリアン・サリバを獲得する可能性が高まっているというアーセナル。ヴェンゲル体制ではまだ完成されていない若手を獲得して価値を上げることが「お家芸」のようになっていた。

これまでアーセナルが獲得してきた「お買い得としか言いようがない」選手たちとは?

オリヴィエ・ジルー

獲得額:1200万ポンド(およそ17.5億円)

ハンサムなストライカーは、モンペリエのエースとして驚きのフランス・リーグアン優勝を経験。21ゴールで得点王にもなった。にもかかわらず、この安い価格でアーセナルへやってきた。

彼は6年間で105ゴールを決め、3回のFAカップ優勝に貢献。出場機会を求めてチェルシーに移籍した後はすぐFAカップ、ワールドカップ、さらにヨーロッパリーグを手にすることに。

ローラン・コシェルニ

獲得額:1000万ポンド(およそ14.6億円)

2010年にロリアンから獲得されたときは、多少時間がかかるのではないかとも考えられた。そのときのアーセナルも決していい状態とは言い難いものであった。

しかし、獲得されたのが新しいセバスティアン・スキラッチではないことはすぐにわかった。彼は即座にチームに馴染み、10年間に渡って信頼できるDFとして君臨した。

ミケル・アルテタ

獲得額:1000万ポンド(およそ14.6億円)

8月下旬にマンチェスター・ユナイテッドを相手に8-2という悲惨な敗北を喫したアーセナル。2011-12シーズンの開幕直後、締切日にエヴァートンからアルテタを獲得した。

最初の7試合で7ポイントしか獲得できなかったアーセナルだったが、アルテタが中盤のリーダーシップをもたらし、状況は劇的に変わった。このシーズンも3位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得した。

ペア・メルテザッカー

獲得額:1000万ポンド(およそ14.6億円)

巨大な体躯を持つドイツ人DFはアーセナルのカルトヒーローになった。怪我がしばしば彼のプレーを妨げたとはいえ、一貫してピッチ内外での影響力は大きかった。

特にコシェルニとのパートナーシップは素晴らしかった。彼らがもっと丈夫であったならば、アーセナルはきっとその間プレミアリーグを1度は制覇していただろう。

トマーシュ・ロシツキー

獲得額:900万ポンド(およそ13.1億円)

2006年にボルシア・ドルトムントから獲得されたロシツキー。「もし彼に怪我がなければ…」という感覚なしに、そのアーセナルでの時間を振り返ることは出来ない。

とはいえ、それでも彼は忠実なグーナーに愛されるに十分な瞬間をいくつも作り出した。本当に、怪我さえなければ…。

ナチョ・モンレアル

獲得額:850万ポンド(およそ12.4億円)

派手でダイナミックな選手とは言えないが、彼こそしっかりした信頼できる「サーヴァント」であると言えよう。

2013年1月にマラガから獲得されてから、アーセナルで250試合ほど出場してきた。ときには本職ではないセンターバックもこなした。今日のトップ6クラブで、1000万ポンド以下の選手がそれだけやれることは難しいだろう。

マッテオ・グエンドゥジ

獲得額:700万ポンド(およそ10.2億円)

このティーンエージャーはまさに「生のタレント」である。まだまだ熟成までには程遠いが、この20歳のデビューシーズンは十分にアーセナルのサポーターをワクワクさせるものだったはず。

彼が700万ポンドぽっちだったのはまさにお買い得としか言いようがない。中盤で提供してくれるエネルギーと情熱は、今後貴重なものになるかもしれない。

アーロン・ラムジー

獲得額:500万ポンド(およそ7.3億円)

彼が契約満了でユヴェントスへと移籍したとき、残念ながら移籍金を得ることは出来なかった。とは言え、彼を獲得したときも僅か500万ポンドしかかからなかった。十分な価値はあったといえる。

アーセナルでの9年に渡るトロフィーなしの時間を経験したが、それを終わらせるFAカップの優勝に極めて重要な役割を果たした。

ロブ・ホールディング

獲得額:200万ポンド(およそ2.9億円)

アーセナルの最終ラインで中心になったセンターバックは、ウナイ・エメリ体制のなかで最も有望な選手であることを証明した。

残念ながらその輝かしいシーズンは怪我のために切り上げられてしまった。12月に前十字靭帯を損傷したものの、今季は復帰できるはず。彼が200万ポンドぽっちだったのは信じられない。

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