期日前投票、3年前より1割減 参院選神奈川、中間まとめ

 県選挙管理委員会は15日、参院選神奈川選挙区(改選定数4)の期日前投票について、公示翌日の投票開始から10日間(5~14日)の中間集計を発表した。投票者数は37万6966人で、2016年の前回を3万8418人(約1割)下回った。開始後3日間の集計は前回比3割減だったが、同水準に戻りつつあるようだ。

 前回に比べ投票者数が増加したのは、約2倍に増えた綾瀬市をはじめ、開成町(14%増)、大井町(12%増)など9市区町。大半の減少幅は2割未満にとどまっているが、投票所入場整理券の送付が遅れた相模原市は4割減だった。

 前回の期日前投票者数は101万7180人で、投票率は55.46%。前回は公示日が前倒しされ、選挙期間が通常より1日長かった。また綾瀬市は前回、参院選期間中にあった市長選告示日まで期日前投票者数が少なかった。

 県選管は投票率アップに向けた取り組みを進めており、各市区町村の庁舎などに設けられている期日前投票所は前回より20カ所増の計161カ所。横浜や相模原市などは主要駅近くや商業施設にも開設しており、利便性の向上が図られている。期日前投票は20日まで。

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