2019年度「W-BRIDGE」研究委託先を決定

2019.07.16
早稲田大学

2019年度「W-BRIDGE」研究委託先を決定
- 森林環境分野・モビリティ分野・一般環境分野をテーマに5件選定-

学校法人早稲田大学(以下「早稲田大学」)と株式会社ブリヂストン
(以下「ブリヂストン」)が連携して設置した研究プロジェクト「W-BRIDGE」
(Waseda-Bridgestone Initiative for Development of Global Environment)は、
2019年7月1日から2020年6月30日までの研究委託先候補として5団体を採択しました。

W-BRIDGEでは、2019年4月1日から5月20日までの期間、ブリヂストンが定めた
3つの重点テーマ※に基づいて、大学と一般の方々が連携して取り組む環境に関する
研究課題を募集しました(委託費用総額:1,700万円)。応募いただいた案件の中から、
W-BRIDGEの審査委員会、Co-Design会議、および運営委員会が厳正なる選考を行い、
2019年度は5件を選定しました。委託先および案件の詳細は下記の通りです。

これらの案件で得られた成果については、内容を吟味し、
多くの方々に活用していただけるようにW-BRIDGEのWebサイト
http://www.w-bridge.jp/
で情報を公開していく予定です。 研究成果の報告会の実施も予定しています。

なお、2018年7月から2019年6月末までを活動期間とした研究は終了し、
今後W-BRIDGEが開催するシンポジウム等で活動報告を行います。活動報告の詳細は、
後日W-BRIDGEのWebサイトでご案内します。

※重点テーマは、ブリヂストングループが掲げる「環境長期目標」の達成に資することを
期待して設定されています。

【3つの重点テーマ(重点研究活動)】
(1) 森林環境分野
●天然ゴム生産およびゴム農園周辺環境のサステナビリティ
●森林資源のDeforestation対策
(2) モビリティ分野
●持続可能な社会作りを前提とした条件不利地域におけるモビリティのアクセシビリティ
(3) 一般環境分野

【2019年度研究委託先】
(敬称略) ※代表者名、団体名、研究課題は、採択時現在のものです。

重点テーマ(1)森林環境分野
●天然ゴム生産およびゴム農園周辺環境のサステナビリティ
研究・活動代表者)
早稲田大学人間科学学術院准教授 平塚基志
ランブン・マンクラット国立大学(UNLAM)教授 Ir. Mahrus Aryadi,M.Sc.
団体名)公益財団法人国際緑化推進センター
研究課題)「森林保全におけるSDGs達成と民間企業とのパートナーシップの高度化に
向けた方向性分析」

●森林資源のDeforestation対策
研究・活動代表者)九州大学熱帯農学研究センター准教授 百村帝彦
団体名)認定NPO法人 国際環境NGO FoE Japan
研究課題)「森林減少ゼロに寄与するサプライチェーン管理と持続可能性に配慮した
原料調達の促進」

重点テーマ(2) モビリティ分野
●持続可能な社会作りを前提とした条件不利地域におけるモビリティのアクセシビリティ
研究・活動代表者)
群馬大学大学院理工学府教授 天谷賢児
東京家政学院大学教授 江川賢一
早稲田大学スマート社会技術融合研究機構客員主任研究員 井原雄人
団体名)2015年からの生活交通をつくる会/株式会社 桐生再生/
菱野団地コミュニティ交通協議会/株式会社 枝光なつかしい未来
研究課題)
「条件不利地域のコミュニティに新しい価値を生み出す公共交通維持モデルの構築」

重点テーマ(3) 一般環境分野
研究・活動代表者)
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)准教授 岩井雪乃
早稲田大学日本語教育研究センター講師 佐野香織
団体名)学生食品ロス削減プロジェクト/ソーシャルアクションカンパニー(株)
早稲田まちづくり実行委員会/アトム通貨実行委員会 新宿支部
研究課題)「SDGsをめざす『Actcoin』による新たな社会価値創出」

研究・活動代表者)早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科 教授 小野田弘士
早稲田大学大学院環境・エネルギー研究科助教 李洸昊
団体名)廃棄物対策豊島住民会議特定非営利活動法人 広野わいわいプロジェクト
研究課題)「長期化する大規模環境破壊からの地域再生~新たなステークフォルダとの
パートナーシップ~」