溝端淳平ら「仮面同窓会」キャスト陣がクランクアップ! 撮影を終えて語ることとは?

溝端淳平ら「仮面同窓会」キャスト陣がクランクアップ! 撮影を終えて語ることとは?

溝端淳平さんが主演を務めるサスペンス「仮面同窓会」(フジテレビ系=東海テレビ制作)は、7月20日の放送でいよいよ最終回。「過去にケリをつけようぜ」と、ほんの出来心で高校時代の友人たちと当時の体罰教師へ計画したいたずらが、思いもよらない事件に発展していき、それぞれが互いに疑心暗鬼に陥っていく姿を描いてきたこの物語。クライマックスへ向け、一気に衝撃のラストへと突き進んでいきます。

そんな本作では、主人公・洋輔役の溝端さんをはじめとする主要キャストの皆さんがついにクランクアップ。ここでは、撮影を終えた皆さんのコメントをお届けします。

■溝端淳平「瀧本さんは女神のような存在」

──改めて今回のドラマ、役柄などいかがでしたか?

「僕にとっては今までにあまり経験したことのない作品性と役柄だったので、とても楽しく演じることができました。毎回掘り下げる要素や、新しい発見もあり、自分でも毎日役と向き合いながら演じることができたので、とても充実していました」

──瀧本美織さんとの絡みも多く、シーンごとに見応えがありました

「瀧本さんは本当に太陽のような方。現場でも女神のような存在でした。役をすべて心で感じてお芝居をされる方なので、僕もいろいろと気付きをもらうことができました。僕の芝居を受け止めてしっかりと返してくださる瀧本さんだったからこそ、さらに(僕の芝居が)膨らんでいくことができたのだと思います」

──現場を盛り上げる溝端さんの姿がとても印象的でした。

「みんなが笑っていると僕も楽しくなります。僕自身も明るい空気感を作ることでとても仕事がしやすくなると思っています。普段から明るくしていることはたぶん、性分なんだと思います」

■瀧本美織「溝端さんは頼もしい」

──今回のドラマの感想を教えてください。

「2カ月というとても濃い時間を過ごさせていただきました。毎日が本当に新鮮で、この現場で初めて経験させていただくこともたくさんあったので楽しかったです。監督の作品づくりに対する思いを間近で感じ、改めて純粋な気持ちが大事だと気付かされ、とても勉強になりました」

──休憩の合間で見られる、溝端さんとのやりとりも楽しかったです。

「私はありがたくも溝端さんに突っ込まれてばかりで、漫才のようだとみんなに言われていました(笑)。溝端さんは率先して現場を盛り上げてくださっていたので、そこはやっぱり頼もしい座長で、いつも元気にみんなを引っ張ってくださるすてきな方でした」

──竹中美郷役を楽しんでいた様子でしたね。

「美郷は少しブラックな面もあり、やっていてとても楽しかったです。ただ、一概に悪い人とは言い切れない、美郷のそんな思いも感じていただけたらうれしいです。今後も積極的にこういう役に挑戦してみたいですね」

■佐野岳「今まで経験したことのないハードな役柄」

──ドラマの感想をお願いします。

「今まで経験したことがないとてもハードな役柄ではありましたが、試行錯誤しながら取り組むことができて本当に楽しかったです。(演じた皆川)希一は視聴者の皆さん全員に嫌われるぐらいの雰囲気を出せればと思い、全力でやらせていただきました。ヒールを演じたことで、目に留めていただいて僕の名前を覚えてくださる方がいればうれしいです」

──溝端さんとの初共演はいかがでしたか?

「『岳、やりづらいことはないか?』など、いろいろと気遣ってくださりいつも明るくみんなを引っ張っていて見習うことが多かったです」

──休憩時間中に絵を描いている姿が印象的でしたが…。

「表に出したいことを自由に描くことによって、『あ、こういうふうに思っていたんだ』とか『こういう感覚があったんだ』と自分自身であらためて気付くことができている気がします。僕にとって絵を描いたり写真を撮ったりするのは趣味でもあり、癒やしの時間です」

■木村了「淳平とのシーンは絶大な信頼感で演じることができた」

──ドラマの感想を教えてください。

「思っていた以上にテンポの良いシーンが多くて、そのスピード感で視聴者の方もきっと引き込まれているのではと思います。見てくださっている方が、ハラハラしっぱなしであればとてもうれしいです」

──溝端さんとは久しぶりの共演でしたが、いかがでしたか?

「淳平はいい意味で変わってないと思いました。明るくてお話好きで、それがうれしかったです。人と壁がなく接することができるのが彼のいいところで、そういう部分は前よりももっと良くなっていたと思うぐらいでした。お芝居に関しては、(自身が演じる大見)和康が、(溝端扮する新谷)洋輔を殺そうとする緊迫したシーンもありましたが、絶大なる信頼感で演じることができました」

──難しい役だったと思いますが…。

「本当に楽しい現場でした。同年代ばかりの和気あいあいしたところに久しぶりにいた気がします。和康のような弱々しい役は僕自身あまり経験がなかったですし、同じ同級生の中でも希一には強く出られなかったり、逆に洋輔には強く出たりと複雑な心情を持った役でしたが、現場では相手から出てくる芝居も含めて、いろいろと発見があったドラマでした。ありがとうございました」

■廣瀬智紀「人間模様が色濃く出ていたドラマ」

──ドラマの感想をお願いします。

「(演じた片岡)八真人という役がとても人間の本質みたいなものを表していた気がします。人間にはやはり表と裏があって、どこか自分にもシンクロする部分があったかもしれないです。でも、登場人物はみんな、前を向いて歩き出そうと一生懸命生きていました。そういう人間模様も色濃く出ていたドラマでした。洋輔と10年ぶりに再会し、記憶のふたを閉めていたものが開き、一番崩壊していったのは八真人かもしれません。とても魅力ある役をいただき、いい経験をさせていただきました」

──溝端さんとの共演はいかがでしたか?

「いつも明るくて、若干緩んだ空気の時は締め直してくれたりと、さすがだなと思いました。学ばせていただくこともたくさんあり、素晴らしい座長だったと思います」

──八真人の気持ちを思うと、切ない気持ちにもなりました。

「“体罰教師を殺したのは誰だったのか?”という部分がベースにはなっていましたが、登場人物の感情の機微が見応えある作品だったと思います。そういった意味では、一話一話、楽しんでいただけたのではと願っています」

衝撃のクライマックスからは目が離せません。「仮面同窓会」、最後までお楽しみに!

【番組情報】

「仮面同窓会」(最終回)
フジテレビ系
土曜 午後11:40~深夜0:35(最終回は、深夜0:00~0:55)

フジテレビ担当 M・F

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