長崎県平戸市大久保町の無職、藤原健一さん(71)方の庭で、鬼面角という種類とみられるハシラサボテンの一種が高さ約4メートルにまで育ち、近所の人たちを驚かせている。
ハシラサボテンは、柱のような形をしたサボテンの総称。南米原産の鬼面角は7~8月の夏の夜に花を咲かせる。藤原さん方でも長さ約25センチの薄いピンクのつぼみが午後9時ごろから午前7時ごろにかけて直径18センチほどの白い花を咲かせ「とても幻想的」という。
藤原さんは約8年前、高さ約20センチの鉢植えを知人から譲り受けた。水や肥料はあまり与えなかったが、変化があったのは約4年前。1.2メートルだったサボテンが翌年、藤原さんの身長1.58メートルを大きく超えた。昨年はさらに約1メートル、今年も既に20センチほど伸びた。現在は風で倒れないよう、支柱で固定している。
藤原さんは、近くの別の鉢植えに与えた肥料の養分を、鉢の底から地中に伸びた根が吸収したのではと推測する。
佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)の担当者は、「家庭で栽培しているハシラサボテンは育っても通常1~2メートル程度。4メートルは上手に育てている」と話した。
どこまで伸びるハシラサボテン 鉢植えから育て4mに
- Published
- 2019/07/18 00:00 (JST)
- Updated
- 2020/04/30 10:11 (JST)
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