園児を守る蛍光ベスト500着 県内保育園に配布

県保育会に蛍光ベストを寄贈する交通関係団体のメンバー=県警本部

 歩道を歩く園児らの安全確保に役立ててもらおうと、県トラック協会など神奈川県内の交通関係4団体が16日、県保育会に黄や緑、オレンジ色の蛍光ベスト500着を寄贈した。同会は希望する県内の保育園に配布する。

 大津市で5月に保育園児ら16人が死傷した事故を受け、県警は毎月30日に園児らの散歩コースなどで見守り活動を実施。その現場で、「蛍光ベストの着用が事故防止につながる」という保育士らの意見を聞き、4団体に協力を要請した。

 県警本部で行われた寄贈式で、同協会広報委員会の伊藤保義委員長は「事故防止のために活用してほしい」と述べ、同会の萩原敬三理事長は「安心と安全の確保を十分にしていきたい」と感謝した。

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