ヤンキースが韋駄天・ゴアを獲得 AAA級に配属

日本時間7月18日、ヤンキースはロイヤルズから金銭トレードでテランス・ゴアを獲得したことを発表した。ゴアはメジャー有数の快足を誇ることで知られており、これまでにもポストシーズンで「代走の切り札」として活躍してきた。ポストシーズン進出が濃厚なヤンキースも、同様の構想を持っているのかもしれない。なお、ゴアはヤンキースの40人枠には登録されず、AAA級スクラントン・ウィルクスバレーに配属される予定となっている。

現在28歳のゴアは、メジャー通算6シーズンで盗塁を49回試み、40回成功させている。ロイヤルズは2014年と2015年のワールドシリーズでゴアを「代走の切り札」として起用し、昨年はカブスでもポストシーズンでロースター入り。ポストシーズンでの限られた出場機会のなかで通算5盗塁をマークしている。

ヤンキースのアーロン・ブーン監督は、ゴアについて「彼の加入で選手層が厚くなる。また、彼は素晴らしいスピードを持った選手だから、今後の戦いのなかで重要な役割を担うこともあるだろうね」とコメント。今回のトレードについては「8月にトレードができなくなってしまったから、各チームとも戦力を整備するために、(今月中に)大きなトレードも小さなトレードも行っていくことになると思う。今回はその動きの1つじゃないかな」と語った。

ゴアは今季ロイヤルズで37試合に出場し、13盗塁をマーク。51打数で打率.275、OPS.715を記録するなど、打撃面でも成長を見せていたが、若手外野手のババ・スターリングの昇格に伴い日本時間7月13日にDFAとなり、40人枠を外されていた。

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