横浜港で強毒の「ヒアリ」見つかる コンテナ内に千匹以上

横浜港・山下ふ頭のコンテナ内から発見されたヒアリ(横浜市提供)

 横浜市は18日、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」が、横浜港・山下ふ頭(同市中区)の荷さばき地に運搬されたコンテナ内から千匹以上見つかった、と発表した。人的被害はないという。

 17日に環境省がヒアリと断定。働きアリ千匹以上、さなぎ100個以上、卵100個以上が確認された。同省や市はコンテナ内にあった全ての貨物を駆除処理し、コンテナが陸揚げされた場所の周辺に殺虫餌を置いた。

 市によると、ヒアリが発見されたコンテナは、中国から同港本牧ふ頭に入港した船に積まれていた。陸路で山下ふ頭に運ばれ、16日に業者が開けたところ、ヒアリを見つけた。同港でヒアリが発見されるのは、2017年7月から4回目。

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