町内5小へ「木の本棚」「図書」寄贈 長与の四季工房

高田小に寄贈された本棚(右)と図書

 西彼長与町高田郷の木造住宅メーカー、四季工房(松浦文彦社長)は17日、町内五つの小学校にオーダーメードの木の本棚と図書を寄贈した。町立高田小(宮本昭雄校長)で贈呈式があり、子どもたちが笑顔で本を手にした。
 これまでも町内保育園で木工作教室を開くなどボランティアをしている同社は、町内の子どもたちに幅広く喜んでほしいと企画した。先月から各校がどういう本棚を置きたいかを聞き、それぞれの要望に合った本棚を作った。寄贈は全体で約50万円分。
 高田小には、図書室の入り口付近にあったスチール製の古い本棚の代わりに幅120センチ、高さ130センチ、奥行き30センチの本棚、図書約40冊をプレゼント。
 同社の入口秀一専務が6年生の図書委員に本を手渡した。委員長の中山瑛照(えいしょう)君(11)は「木の棚になって温かみが増すと思う。以前よりたくさんの人が図書室に来てくれるとうれしい」などとお礼を述べた。

入口専務(右)から本の寄贈を受ける図書委員の子どもたち=長与町立高田小

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