新たなスポット、広さ3倍 花菜ガーデンのハス田拡充

今夏リニューアルし、12種類の大輪が咲き誇るハス田=18日、平塚市寺田縄の県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」

 ハスの花を楽しむ新たなスポットにしようと、県立花と緑のふれあいセンター「花菜ガーデン」(平塚市寺田縄)で今夏、園内のハス田がリニューアルされた。長引く梅雨空に負けず淡いピンクや純白の大輪を咲かせ、来場者を楽しませている。

 バラが見頃を迎える春と秋は多くの来場者でにぎわう花菜ガーデンだが、夏場は観光客の足が遠のくシーズンという。目玉のバラが咲かない季節でも集客を図ろうと、ハス田を従来の3倍となる約1400平方メートルに拡充した。

 また、新たに「白雪姫」「八重茶碗蓮(やえちゃわんばす)」など11品種を加えた。園路も新たに設け水上に咲く花を間近に見ることができ、多くの来場者がカメラを向けている。

 ハスの花は早朝から咲き始めるため、8月4日までは30分早い8時半から開園している。担当者は「晴れていると逆に午前中までに花が閉じてしまうので、むしろ曇りや雨の日の方がゆっくり見られますよ」と話している。

 見頃は8月上旬まで。問い合わせは花菜ガーデン電話0463(73)6170。

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