山口祇園祭 約560年続く伝統行事 7月20日から7月27日まで 

 約560年もの伝統を持つ山口祇園祭が、7月20日(土)から7月27日(土)まで開催される。

 「御神幸」の7月20日はまず、八坂神社(山口市上竪小路)で午後6時から例祭があり「浦安の舞」が奉納。舞姫に選ばれた大殿小学校5年生の佐藤佑香さん、清水日葵さん、長野愛さん、村松陽依莉さんが、優雅な舞を披露する。次いで社殿前で、山口県指定無形民俗文化財「鷺の舞」が奉納される。

 7時前には、30人からなる備立行列と鷺の舞、1990年に復活してから30回目の演奏となる祇園囃子を奏でる菊水鉾と真車山が出発。約400人からなる「裸坊」による8角(山口市宮野地域担当)、6角(山口市大殿)、4角(山口市白石)の“暴れ”神輿は7時にスタート。山口市中心商店街など約2キロの市中を、御旅所(山口市駅通り1)目指して練り歩く。

 御旅所の入口では、一昨年新設された献灯ちょうちん約50個が門型に飾られる。神輿3基は9時半ごろ御旅所に到着。再度、鷺の舞と浦安の舞が奉納される。

 また、7月24日(水)には中日祭と「市民総踊り」があり、「女神輿」も登場する7月27日の「御還幸」まで祭りは続く。期間中御旅所では、約100年続く伝統の鷺替行事(福引き)も実施される。

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