チェルシー、今夏の間に売るべき3名のスター選手たち

現在プレシーズンツアーのために日本を訪れているチェルシー。昨季は優勝こそ逃したが上位でフィニッシュし、さらにヨーロッパリーグを制覇することに成功した。

今季を前にしてレジェンドであるフランク・ランパード氏を監督として招聘し、新しい雰囲気の下でシーズンをスタートさせようとしている。

そのチームの中で、今夏売却したほうがいいと考えられる選手3名とは誰なのか。『Sportskeeda』の記事を紹介する。

ウィリアン

彼は何年も前からチェルシーにおいて有用な選手になってきたわけだが、いい話もいつかは終わるものだ。彼は30歳になり、ピークの期間はすでに過ぎている。

このブラジル人アタッカーはこのところのシーズンであまり特別なプレーを見せられずにいる。昨季はなんと56試合に出場するなどタフさはあったが、本当のクオリティを発揮できた試合は多くはない。

カラム・ハドソン=オドイが怪我から復帰するだろうし、クリスティアン・プリシッチはかなり重用されるはずだ。そしてウィリアンの契約は来年夏で切れてしまう。フリーで放出するよりは、今夏売れるところを探すべきではないか。

ティエムエ・バカヨコ

フランク・ランパード監督に与えられている中盤には誰がいるのか。おそらくエンゴロ・カンテは最も重要な存在になり、基盤としてその周りに選手を組み上げるだろう。

メイソン・マウントは使うべきタレントになっているし、ルベン・ロフタス=チークもいる。さらにロス・バークリーがおり、さらにマテオ・コヴァチッチも買い取った。

ティエムエ・バカヨコは非常に才能豊かな選手で、攻守に渡って活躍でき、技術もフィジカルもスピードもあるが、残念ながらプレッシャーに弱く態度に問題を抱えている。3枚の中盤に入る余地はないように見える。

マルコス・アロンソ

アロンソは驚異的なフィニッシュ能力と効果的な攻撃参加を持ち、イングランドでは最も攻撃志向の強いサイドバックの一人だ。

ただ、彼は4バックを使ったときにはディフェンス面で問題を抱えてしまい、3バックのワイドでしか使いにくいタイプでもある。相手にとってはそこが「狙い目」となり、チェルシーのシステムに弱点を作ってしまう。

ケネジが徐々に成長していること、エメルソン・パウミエリが使えることが証明されたことを考えれば、アロンソは高く売れる間に売ってしまうほうが有益であろう。今季からは使い方が限られる可能性が高い。

© 株式会社ファッションニュース通信社