わいせつDVD販売、無免許運転も 川崎市職員を懲戒免職

川崎市役所

 川崎市は19日、わいせつDVDを販売したなどとして、わいせつ電磁的記録記録媒体頒布など五つの罪で罰金100万円の略式命令を受けた環境局の男性職員(45)を懲戒免職処分にしたと発表した。

 市によると、男性職員はわいせつDVD50枚をインターネットのオークションサイトで販売したとして、2018年7月に逮捕された。その後の捜査で、自家用車を無免許で運転していた疑いも浮上。同12月に略式起訴され、横浜簡裁から略式命令を言い渡された。

 市の調査に、男性職員は17年から約40回にわたってわいせつDVDを販売し、00年から無免許運転を繰り返していたと話した。さらに13年以降、市生活環境事業所から廃棄物として保管していたデジタル音楽プレーヤーなどを持ち出して、オークションサイトで販売したことも認めた。

 市は「複数の犯罪を長期間行っており、公務員としてあるまじき行為」と処分理由を説明した。

© 株式会社神奈川新聞社