柳→前田→ジャンセンのリレーでドジャースが接戦を制す

【マーリンズ1-2ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ドジャースは、1点ビハインドの6回裏に一死満塁のチャンスを迎え、内野ゴロと相手のエラーにより2点を奪って逆転に成功。このリードを先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)から前田健太、ケンリー・ジャンセンと繋ぐリレーで守り抜き、2対1でマーリンズを破った。7回4安打1失点の好投を見せた柳は今季11勝目(2敗)をマークし、今季の防御率は1.76に。三者三振で試合を締めくくったジャンセンには今季24セーブ目が記録された。マーリンズ先発のザック・ギャレンは6回途中3安打2失点(自責点1)の好投を見せるも今季2敗目(0勝)。マーリンズ打線は4安打に封じられ、好投した新人右腕を援護できなかった。

トレード市場で大物投手を獲得するために自軍の有望株を放出することに消極的なドジャースは、2017年、2018年のポストシーズンと同様に、前田をブルペンに回す可能性がある。そのための試運転というわけではなかったものの、前回の先発登板で雨天中断の影響により2イニングを投げただけで降板した前田は、1点リードの8回表に今季初のリリーフ登板。ギャレット・クーパーとブライアン・アンダーソンを連続で空振り三振、スターリン・カストロをサードゴロに打ち取り、マーリンズの中軸3人を三者凡退に仕留めてリリーフの適性を改めて証明してみせた。デーブ・ロバーツ監督は「速球は94マイル出ていたし、スライダーも狙ったところに投げられていた」と前田のピッチングを絶賛。今年のポストシーズンでも「セットアッパー・前田健太」の大車輪の活躍が見られるかもしれない。

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