参院選神奈川選挙区(改選定数4)は、自民・現職の島村大氏(58)の当選が確実となった。
投票が締め切られた午後8時。直後にテレビのニュースが「当選確実」を伝えると、島村氏の事務所(横浜市中区)は大歓声に包まれた。拍手で迎えられた島村氏は「皆さんのおかげで2期目の当選をさせていただいた」とあいさつ。集まった支援者と万歳を繰り返し、喜びを爆発させた。
「ぶっちぎりのトップ当選」が至上命令だった。党県連は、全国最多の113万票をたたき出した前回を上回る高い目標を設定。複数擁立見送りと統一地方選の選挙疲れで緩みがちな陣営を引き締め、他を寄せ付けない戦いにこだわった。
公示前から県内各地で決起大会を開き、関係団体の票固めを徹底。公示後は地元の国会、地方議員らと連日街頭に繰り出し、演説と握手で無党派層への浸透も図ってきた。
「社会保障、医療改革は私のライフワーク。与党のど真ん中でやってきた。今後6年間で一つ一つ結果を出していきたい」。人生100年時代を見据え、選挙戦で日焼けした表情を引き締めた。