参院選神奈川選挙区(改選定数4)は、公明・現職の佐々木さやか氏(38)の当選が確実となった。午後8時ごろ、佐々木氏が横浜市中区の事務所に姿を現すと、集まった支持者から大きな拍手が送られた。再選を果たした佐々木氏は「国民の生活の安定のためには政治の安定が必要だという訴えに、有権者から信任をいただいた」と述べ、深々と頭を下げた。
東日本大震災直後に弁護士として法律相談のボランティア活動に携わり、「政治の安定がなければ、国民の命を守ることができない」と政治の道を志した。
選挙戦では▽国民の命・安全▽経済・雇用▽生活・未来-の「三つを守る」を公約に掲げ、幼児教育・保育の無償化といった1期目の実績もアピール。自公連立政権継続の必要性を強く訴えた。支持母体の創価学会票を手堅くまとめたほか、推薦を受けた自民党の保守層からの支持も得て、混戦を抜け出した。
佐々木氏は「日本はさまざまな国内課題を抱えているが、重要な国のかじ取りを担う中で党としての役割を果たしたい」と気を引き締めた。