参院選神奈川選挙区(改選定数4)に挑んだ国民民主党新人の乃木涼介氏(54)は21日午後10時ごろ、横浜市中区の事務所で「訴えが通らなかったことは残念」と敗戦の弁を語った。
「俳優から政治」をキャッチフレーズに、NHK連続テレビ小説「マッサン」などに出演した経歴を前面にアピール。無党派層の取り込みを図った。選挙期間中は玉木雄一郎代表が3回応援に入ったほか、「提案型野党」として野党間での差別化を打ち出したが、党支持率の伸び悩みもあり、厳しい結果となった。
有権者からは政治への挑戦に期待を寄せられることも多かった乃木氏。真っ黒に日焼けした顔で「残念な結果になったが、たくさんの方に支えられながら戦えたことは幸せだった」と頭を下げた。