7月中旬の平均気温は、東・西日本で平年を下回った所が多かった。きのう21日(日)までの10日間平均気温は、東京23.4℃(平年差-1.7℃)、名古屋24.9℃(平年差-1.6℃)、大阪25.8℃(平年差-1.7℃)だった。
関東甲信や東海、近畿では、あす23日(火)の気温はこれまでと同様、平年並みか平年より低い予想となっている。
ただし、24日(水)頃から太平洋高気圧が強まる影響で、晴れて気温が上がり、連日30℃以上の真夏日が続く見込み。
特に、関東甲信は28日(日)頃から、東海や近畿太平洋側は31日(火)頃から、一段と暑さが厳しくなる可能性が出てきた。
このため、気象庁はこれらの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表して、農作物の管理等に注意すると共に、熱中症など健康管理にも注意するよう呼びかけている。
今後予想されるような急激な気温上昇の際は、特に熱中症にかかりやすくなるため、体調に配慮しつつ、気温上昇の前に汗をかく機会を増やすなど暑さに慣れる取り組みを行う必要がある。
屋外での活動等では、飲料水や日陰を十分に確保したりするなど、事前の熱中症対策を進めるよう心掛けたい。
早期天候情報とは
原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。