「ストレンジャー・シングス」キャストが仲良しトークを披露!

「ストレンジャー・シングス」キャストが仲良しトークを披露!

少年の失踪事件、謎めいた超能力少女の出現、秘密に包まれた研究所の陰謀、怪物の襲来、そして誰も知らない“裏側の世界”…。1980年代のアメリカの田舎町ホーキンスを舞台に、少年少女の奮闘を描く大ヒットドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」から、ウィル役のノア・シュナップ、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォ、ルーカス役のケイレブ・マクラフリン、マックス役のセイディー・シンクが来日! シーズン3を迎えた今、ドラマの裏側やお互いのことについて、元気いっぱいに語ってくれた。

悲しいエンディングが待っているからね、覚悟しておいて!

── それぞれ魅力的なキャラクターを演じていますが、役と自身の共通点は?

ゲイテン「ダスティンと僕はユーモアのセンスが似ていると思う。シーズン3は特に彼の面白さが際立っていると思うよ。今までよりもう少し意識して、ユーモラスなダスティンを演じたから」

ケイレブ「ルーカスは仲間の中で誰よりも、友情を信じていると思う。純粋なんだ。けれど、ちょっと皮肉屋。その二つが彼の魅力であり、僕と似ているところでもあるかな(笑)」

セイディー「皮肉屋なのはマックスも同じよ。だからルーカスとマックスは気が合うのかしら? 私自身もちょっとだけ皮肉屋なところがあるけど…」

ゲイテン「ちょっとじゃないだろう?(笑)」

セイディー「彼女ほどじゃないわよ!(笑)。マックスはちょっぴり意地悪にすら思えるもの。すごく大胆だし」

ノア「僕自身はウィルとあまり似ていないのだけど、物語が進むにつれ、彼はだんだん勇気を持ち始めるよね。立ち上がるために。そこは似ていると思いたいな…」

ゲイテン&ケイレブ&セイディー「似てるよ!」

ノア「ありがとう(笑)。あと、ウィルはお兄さんとの絆が強いよね。僕にも双子の妹がいるから、その気持ちはすごく分かる」

ケイレブ「『ストレンジャー・シングス』自体、家族の価値を描いたドラマでもあるしね。だからこそ、それってすごく重要だと思うよ」

── シーズン3ではどんな展開が彼らを待ち受けていますか?

ノア「悲しいエンディングが待っているからね。覚悟しておいて!」

ゲイテン&ケイレブ「そうだっけ!?(笑)」

セイディー「でも、今までのシーズンもわりとそうだったじゃない」

ノア「その感覚が増していると思うんだ」

ケイレブ「それに、活気のあるシーズンだよ。ホーキンスの町に大きなショッピングモールもできたことだしね」

ゲイテン「今までにない新しい敵も現れる。嫌になっちゃうくらい、色々ね(笑)。でも、脚本が素晴らしいから、すべてがすごく自然な展開になっているんだ」

── 登場人物たちが成長している分、シーズン3では恋と友情の問題がごちゃごちゃしてきます。彼らに何かアドバイスはありますか?

ゲイテン「アドバイスかぁ…。できないなぁ(笑)」

ケイレブ「彼らはああなるべきなんだ。それが必要な時期だよね」

セイディー「恋や友情の問題は、大人になっていく中で誰もが経験するもの。みんなが自分の道を歩み出すからこそ、問題が起きるの」

ノア「その通りだね。仕方ない(笑)」

ゲイテン「彼らにはすでに固い絆がある。だから、そういった時期を経て互いをより理解することも必要なんだ。ロマンスなど、いろいろな経験をし、最後には互いへの愛情、友情に気付く。それが仲間ってものじゃないかな」

── 自分たち以外に、お気に入りのキャラクターはいますか?

ケイレブ「僕たちみんな、共通の大好きなキャラクターがいるんだ。でも、それは内緒。2番目はスティーブだよ(笑)」

セイディー「あら、私はスティーブが1番よ! 最初から大好き」

ノア「彼は本当に面白いよね。ダスティンとの関係が最高だと思う。闇や悲しみの充満した物語ではあるけど、彼らは楽しさをもたらしてくれるんだ」

ケイレブ「最初は嫌な奴だったけど、みんなのママみたいな存在になっていく。その変化がいいよね」

ゲイテン「単なるステレオタイプの上級生だったのにね。スポーツバカで、女の子にしか興味がなくて。でも、負け犬に負けて、それをきっかけにカッコよく変わっていく。見た目はチャラいけど、目標を持っているし、根っこにみんなを守りたい気持ちがあるんだ」

ケイレブ「やっぱりママだよ」

ゲイテン「だね」

セイディー「深いキャラ分析だわ(笑)。嫌なヤツだった頃の報いは十分に受けたものね」

── 「ストレンジャー・シングス」の舞台は80年代です。実際の皆さんは全員、2000年代生まれですよね。

ケイレブ「コカ・コーラの瓶も、エゴーのワッフルの箱も、今とは違っていてクールだね!」

ゲイテン「ガソリンスタンドも全然違うし」

ノア「僕は80年代の音楽が好き。ケイレブが80年代の曲だけを集めたプレーリストを作ってくれたんだ」

ケイレブ「うん。TOTOの『アフリカ』とか、いろいろ入ってる」

セイディー「素敵よね。私は80年代のファッションが好き!」

ノア「僕は映画!」

全員「『グーニーズ』!!」

ノア「『グーニーズ』には、(シーズン2に出演した)ショーン・アスティンが出てるしね。外せないよ」

ケイレブ「あとは『スタンド・バイ・ミー』や『E.T.』も」

ゲイテン「僕は『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』だな」

── 皆さん、息もぴったりで(笑)。すでに3シーズンを共にしてきましたが、お互いの好きなところは?

ケイレブ「じゃあ、僕がゲイテンのことを話すね。でも、先に何か言って(笑)」

ゲイテン「OK。ケイレブ、君は思いやりがあって、周りを大切にしてくれて…」

ケイレブ「ワ~オ。ゲイテン、僕は君がどんなことでも話せる相手でうれしいよ。大好きだ」

ゲイテン「オ~❤︎」

セイディー「じゃあ、私はノアのことを。ノア、あなたはフレンドリーで本当に優しいわ。謙虚だし」

ノア「ありがとう。君の思いやりが好きだよ、セイディー。とにかく地に足がついていて、尊敬している。…こういうの、いいね! 僕らの関係が伝わったかな?」

ゲイテン「うん。いい感じ!(笑)」

【プロフィール】


ノア・シュナップ Noah Schnapp(写真中央左)
2004年10月3日生まれ。米・ニューヨーク州出身。映画「ブリッジ・オブ・スパイ」(15年)などに出演。「I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE」(15年)ではチャーリー・ブラウンの声を担当している。アンジェリカ・ヒューストンらと共演した新作が待機。

ゲイテン・マタラッツォ GatenMatarazzo(写真左)
2002年9月8日生まれ。米・ニュージャージー州出身。ドラマ「ブラックリスト」(13年~)にゲスト出演。「プリシラ」「レ・ミゼラブル」などの舞台ミュージカルに出演し、ブロードウェイでも活躍中。実姉らとバンドを組み、ミュージシャンとしても活動している。

ケイレブ・マクラフリン Caleb McLaughlin(写真右)
2001年10月13日生まれ。米・ニューヨーク州出身。「シェイズ・オブ・ブルー ブルックリン警察」(16~18年)、「ブルー・ブラッド」(10年~)などのドラマにゲスト出演。映画出演作に「ハイ・フライング・バード-目指せバスケの頂点-」(19年)などがある。

セイディー・シンク Sadie Sink(写真中央右)
2002年4月16日生まれ。米・テキサス州出身。「ジ・アメリカンズ」(13~18年)、「アンブレイカブル・キミー・シュミット」(15~19年)などのドラマにゲスト出演。映画出演作に、ブリー・ラーソン主演のヒューマンドラマ「ガラスの城の約束」(17年)などがある。

【番組情報】


Netflixオリジナルシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」
Netflix
シーズン1~3 独占配信中
https://www.netflix.com/jp/title/80057281

世界中で人気のスペクタクルアドベンチャーの第3弾。80年代の小さな町・ホーキンス。少年ウィルの失踪事件に始まった不可解な事件は、解決したかに見えた。だが、再び“裏側の世界”が開かれようとし、ホーキンスの町の人々に異変が起きる…。製作総指揮はロス&マット・ダファーほか。

取材・文/渡邉ひかる 撮影/蓮尾美智子

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