多良木町の農業、小田辰幸さん（６７）が、２０１９年の安全功労者内閣総理大臣表彰を受賞した。交通安全の啓発活動など、長年にわたる交通事故防止への貢献が評価された。
小田さんは、０９年から県地域交通安全活動推進委員協議会長を務める。建設会社勤務の経験があり、安全運転管理者として山間部での昼間点灯や、車両走行での譲り合いなども推進してきた。
２日に総理大臣官邸で開かれた表彰式に出席。「とても光栄だが、周囲の皆さんが活動に協力してくれたおかげ。今後は道路標示の意味をさらに周知し、横断歩道の事故を減らしたい」と意欲を語った。
１７日は地元の多良木署を訪ねて受賞を報告。山川潔署長は「交通安全に取り組む中心的な方なので、今後も力をお借りしたい」と話した。安全功労者内閣総理大臣表彰は今年、交通安全や火災予防などで小田さんを含む１３人と１２団体が受賞した。（園田琢磨）
熊本日日新聞 2019年７月22日掲載
