横浜国大内にマリノス育成の練習場 昼は学生、夜はユース

記念のテープカットを行う横浜M・黒澤社長(右から2人目)、横浜国大・長谷部学長(中央)ら=横浜市保土ケ谷区の横浜国大

 J1横浜Mは23日、育成組織の練習場として、学生と共同使用する横浜市保土ケ谷区の「横浜国大フットボール場」の完成記念式典を行った。

 横浜国大の敷地内にある約1万平方メートルの土のグラウンドを、横浜Mが費用を全額負担して全面人工芝に改修。照明灯4基も寄贈し夜間練習も可能となった。今後は主に日中は横浜国大の部活動、夜間は横浜Mユースが利用する。

 両者は2007年から業務提携しており、横浜Mの黒澤良二社長は「ユースチームの練習拠点をなかなか見つけらなかった中、互いに利点のある改修ができた」とあいさつ。ユースチームの岩崎真波選手は「芝が柔らかくてプレーしやすい。けがの予防にもなる」と満足げ。国大ラグビー部4年の森島駿介さんは「土ではできなかった練習がこれでできる。最大限生かしたい」と目を輝かせた。

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