<レスリング>アルトゥール・タイマゾフ(ウズベキスタン)がドーピング違反、2個目のオリンピック金メダル剥奪

ロンドン・オリンピック決勝を争ったタイマゾフ(右)とモズマナシビリ。ともにドーピング違反による失格となった=撮影・矢吹建夫

 国際オリンピック委員会(IOC)は7月23日、2012年ロンドン・オリンピックの男子フリースタイル125kg級で優勝したアルトゥール・タイマゾフ(ウズベキスタン)が、再検査によって禁止薬物に陽性反応を示し、金メダルの剥奪を発表した。2008年北京大会の金メダルもドーピング違反によって剥奪されており(国際スポーツ仲裁機構への訴えは却下された=クリック)、当初オリンピック3連覇だったが、2個の金メダルが無効となった。

 ロンドン大会の同級では、2位になったダビッド・モズマナシビリ(ジョージア)も今年1月、ドーピング違反で失格処分が下されており(クリック)、薬物に汚染された選手同士による決勝だったことになる。同級の順位がどうなるかは、現段階では不明。

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