鎮西学院 好リレー 要所締めた二枚看板 長崎南山との投手戦制す

【3回戦、鎮西学院-長崎南山】7回1/3を1失点と力投した鎮西学院の楠本=県営ビッグNスタジアム

 鎮西学院が投手二枚看板の好リレーで、昨夏に続いてシードの長崎南山を退けた。村井監督は「しびれた。ここぞというときに粘りがあって、踏ん張ってくれる」と目を細めた。
 2年連続エースナンバーの楠本は毎回のようにピンチを背負ったが「崩れない」と自負する粘り強さを随所で発揮。7回1/3を1失点と力投した。2-1の八回1死二塁で救援した中川は「厳しい場面でいくぞと言われていたので準備はできていた。あとは気迫だった」。登板直後の1球で左飛に打ち取ると、次打者は追い込んでからサインに首を振って「自信があった」というカットボールで三振に仕留めた。
 昨夏は準々決勝で涙をのんでおり、次の創成館戦はその雪辱戦ともなる。楠本は「後ろを信頼できるからガンガン投げられる。次も強気で流れをつくり、攻撃につなげたい」と言葉に力を込めた。

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