トレード濃厚のマリナーズ・リーク 7回3失点で9勝目

【レンジャーズ3-5マリナーズ】@T-モバイル・パーク

7月末までにトレードで放出されることが確実視されているマリナーズのマイク・リークが、1安打完封勝利を達成した前回登板に続き、7回3失点の力投を見せ、今季9勝目(8敗)をマークした。味方打線が4点を先制した直後の6回表に、ルーグネッド・オドーアに18号3ランを浴びたリークだが、粘り強いピッチングを見せ、9安打を浴びながらも失点はこの3点だけ。8回表は2番手のアンソニー・バース、9回表には3番手のロエニス・エリアスが三者凡退に抑え、マリナーズは5対3で逃げ切った。一方、敗れたレンジャーズは、こちらも放出の可能性が取り沙汰されているエース左腕のマイク・マイナーが6回5失点(自責点4)で今季6敗目(8勝)。打線も得点圏で9打数1安打に終わるなど、好機を生かせなかった。

4回まで両軍無得点で進行した一戦は、5回裏先頭のダニエル・ボーグルバックが24号ソロを放ち、マリナーズが先制。さらに、カイル・シーガーとJ.P.クロフォードにもタイムリーが出て、相手のエラーもあり、マリナーズはこの回一挙4点を先制した。直後の6回表にリークがオドーアに18号3ランを浴び、1点差に詰め寄られたものの、6回裏にはボーグルバックが2打席連発となる25号ソロ。その後、2点のリードをリークからバース、エリアスと繋ぐリレーで守り抜いた。7月に入って4先発で2勝1敗、防御率2.59と好調のリークは、トレード期限まで残り1週間ということもあり、今回がマリナーズでの最後の登板となる可能性もある。今後はトレード交渉の行方に注目が集まりそうだ。

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