ハマの音頭に恋して フェリス大生が27日にイベント

野毛山節保存会のメンバーから、「よこはまアラメヤ音頭」の振り付けを教わる学生ら =8日、フェリス女学院大緑園キャンパス

 横浜市歌を盆踊りにアレンジした「よこはまアラメヤ音頭」を来場者で踊るイベントが27日、同市都筑区の大型商業施設「ららぽーと横浜」で開かれる。音頭の存在を知ったフェリス女学院大(同市中、泉区)の学生20人が企画。横浜ゆかりの楽曲も演奏する予定で、全体の振り付けを担当する同大音楽学部2年の河野優月さん(19)は「横浜は音楽があふれる楽しい街。この街の良さを再認識してほしい」と意気込んでいる。

 アラメ音頭は、横浜開港150周年を記念して誕生。「ヨ・コ・ハ・マ」の手旗信号がモチーフの振り付けや、途中で輪になって両隣の人と手をつなぐのが踊りの特徴だ。

 河野さんらは音頭の存在を知り、「誰もが踊れて楽しんでもらえそう」と来場者が一緒に踊るイベントを思い付いた。振り付けは、市無形民俗芸能保存団体「野毛山節保存会」のメンバーから教わった。

 童謡「赤い靴」「青い目の人形」、歌謡曲「港が見える丘」など横浜とゆかりのある楽曲も、声楽アンサンブルとバイオリン、トランペット、ピアノの演奏で披露。また民放ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌に合わせて出演者が踊った「恋ダンス」も踊ることにしている。

 イベント企画は、実社会で求められる課題解決力を実践的に学ぶ授業「プロジェクト演習」の一環。指導する同学部の土屋広次郎教授は「学生が企画と演奏することで、学びにプラスとなり、新たな経験につながれば」と期待している。

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