JR南武線武蔵小杉駅にホームドア 22年3月完成予定

ホームドアの設置が決まったJR南武線武蔵小杉駅

 混雑時のホームの安全対策が問題となっていたJR南武線武蔵小杉駅(川崎市中原区)について、川崎市とJR東日本は、転落防止のためのホームドア設置を決めた。2020年度に着工し、22年3月の完成を予定している。

 市によると、JR武蔵小杉駅の1日の乗降客は横須賀線と南武線で計約26万1500人。駅周辺では高層マンションの建設が続き、朝夕の通勤通学のピーク時の混雑がひどく、安全対策がかねて課題となっていた。

 JR東日本は、利用客が多い南武線の駅にホームドアを設置する方針で、1日の乗降客数が10万人以上となる川崎、武蔵溝ノ口、登戸駅についても「可能な限り早期に設置していく」としている。

 市はホームドアの導入を促すために補助制度を設けており、これまでに同制度の活用で東急東横線武蔵小杉駅、東急田園都市線溝の口駅のホームドアが設置されている。また、京急川崎駅(京急本線)でも本年度中に設置が完了する予定となっている。

 今回のJR南武線武蔵小杉駅のホームドアも同制度を活用する。

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