吉本興業所属芸人による「闇営業」問題を巡り、神奈川県の黒岩祐治知事は25日の会見で、同社から謝罪があったことを明らかにした。県は同社所属の芸人を活用した広報動画の配信を停止中。今後は、適切な情報提供を求めながら対応を検討するという。
県によると、同社の岡本昭彦社長が記者会見した翌日の23日、担当者が県庁を訪れ「心配をお掛けし、申し訳ございませんでした」と謝罪。県は一連の問題に関する文書での報告と誠意ある対応を求めたという。動画は吉本側の負担で代替動画の作成を進めるとし、損害賠償請求はしない意向を示した。
所属芸人が反社会勢力のパーティーに出席した問題に関しては、「何の罪もない人の財産を奪ってもうけたグループとつながりがあること自体、許されることではない」と指摘。関係を断ち切るすべをみんなで考える必要があるとの認識を示した。